株式会社あきらめない
CASE STUDY

事例紹介

継続年数4年
契約後、従業員0人から4人
社員第一の暖かい社風へ

社会保険労務士法人あいパートナーズ

岩本 浩一社⻑

社会保険労務士法人あいパートナーズ 岩本 浩一社⻑

  • 従業員数5名
  • 設⽴2006年9月1日
  • URLhttps://www.office-iwamoto.jp/
  • 事業内容労働保険・社会保険の手続き代行
    採用支援
    就業規則の作成・変更
    助成金書類作成業務
    問題社員対策
    是正勧告の対応
    労働トラブル解決
    給与計算代行
    障害年金の手続き代行

とにかく今はいつでも話せる状態を
作ろうと思っていますね。
風通しのいい事務所というのを常に目指しています。

これまでの会社の歩みについて、簡単に教えてください。

現在15年目です。

愛媛県で社労士事務所「あいパートナーズ」を創業し、現在15年目です。いまは4名の社員と一緒に仕事をしております。
当事務所は障害年金を取得するためのお手伝いをしているほか、私が社労士として企業さんの顧問になったり、採用活動をお手伝いしたりといった事業を展開しています。
クライアントは主に法人さんと障害年金を求める個人の方ですね。

ありがとうございます。社労士になったきっかけから、独立までの経緯を教えていただけますか?

実はそれまで別の勉強をしていたのですが、社労士の勉強をしてみたら、かなりおもしろくて。

社労士になったきっかけはわりと単純なものです。その当時はテレビで「消えた年金」みたいな特集をしていたんですよね。それを見て興味を持ったことがきっかけになりますかね。
実はそれまで別の勉強をしていたのですが、社労士の勉強をしてみたら、かなりおもしろくて。その後平成17年に社労士試験に合格し、講習を受けたのち平成18年9月から開業しています。
実はほかの事務所で働いたことはなくて、いきなり独立しているんです。
社労士になったのが33歳くらいのときだったのですが、当時愛媛では社労士事務所というと個人事務所というのがスタンダードだったんですよね。それで、雇ってもらうというのが難しかったので開業しました。当時は右も左もわかっていなかったですね。なので、とにかくそのときできることを必死でやる感じでした。当初は企業さんの補助金獲得をサポートするのが主な仕事でしたね。

そこから15年も続いていらっしゃるのがすごい!先ほど「愛媛では1人で個人事務所をするのが普通」とおっしゃっていましたが、岩本社長はなぜ社員さんを入れていらっしゃるのですか?

自分も身を持って経営について体験していないと、経営者に本気で寄り添うことはできないと思ったんですよね。

ありがとうございます。もともと私もひとりで自由に楽しくできればそれでいいくらいの感じでしたが、いろんな企業の社長さんとお会いするうちに、社長さんというのは皆さま本気で経営をしていらっしゃっているのだなというのがわかってきたんです。それで、本気で社長さんに寄り添うためには私自身も経営者になる必要があると感じました。自分も身を持って経営について体験していないと、経営者に本気で寄り添うことはできないと思ったんですよね。
そんないきさつで、社員を雇い出したのは5年前になります。トータルで15年経営しているのですが、それまでの10年はひとりでやっていましたね。張替さんと出会ったのは4年前なので、社員を入れはじめてから1年くらいでしたかね。

張替さんが貴社の顧問になられたきっかけは何だったのでしょうか?

これまでで一番の経営の壁にぶつかることになったんです。

何も考えずに、おもしろそうだと思ったのでノリで入塾しました(笑)でも、営業のこともいろいろ学べたし、よかったですね。
そして入塾してしばらくしてから、これまでで一番の経営の壁にぶつかることになったんです。そうした背景もあって「顧問になりましょうか」と言っていただき、顧問になっていただいたという流れですね。

一番の壁?どんなことだったのでしょうか?

当時の社員4人が全員辞めてしまったんです。

当時の社員4人が全員辞めてしまったんです。2017年の5月31日ですね。忘れもしません。
その頃は今と違って助成金の取り方を企業さんに教えてあげるというのが主な仕事でした。
助成金って締め切りとか、○月○日までにこれをしなきゃいけないとかっていう期日管理がすごく大変なんです。そんな4人の仕事が私ひとりにのしかかってくるわけですから、量だけでもすごく多い。それに、誰がどの仕事をどこまでやっているかまったくわからなかったし、それを整理するだけでも時間がかかりました。
全員が退職する翌日、6月1日からは新しい社員を迎えることになっていたのですが、その人たちもまったくの素人でして、社労士事務所に勤めた経験がなかったんです。なので、本当に手取り足取り私が教えるような状態でした。
社労士って、特殊なソフトを使うんですよ。それを教え込んだりしていましたね。それで、その社員たちの業務時間外に残された仕事をひとりで片付けていくような感じで、当時は本当に睡眠時間が毎日3時間くらいしかありませんでした。

社員さんが全員退職!?すごい状況ですね……

当時はとにかく社員たちとコミュニケーションが取れていなかったんですよ。

そうですよね。ただ、今思えば私にもっとできることはあったなと思います。
当時はとにかく社員たちとコミュニケーションが取れていなかったんですよ。
当時の私はとにかく外へ出ていることが多かったんです。
仕事柄、勉強しにいったり講師としてセミナーに登壇することもあったりして。
今でこそオンラインでのセミナーなんかもありますが、当時はまったくなかったので、東京とかへ行くことも多かったですね。
もちろん仕事に必要だから行っていましたし、新しい情報を仕入れてそれをお客様に還元するというのが大事だったんですけど、単純に外に出ていると社員とコミュニケーションを取る機会が少なくなりますよね。
それに、社員から私に電話をくれていても出られない、なんてことも多かった。
もしかすると出張も「社長は遊びにいけていいなぁ」なんて思わせてしまっていたのかもしれません。
それからどんどん関係性が悪くなってしまって、退職につながったのかなと思っています。今だからこそわかることですけどね。

なるほど……。6月から入社された皆さんは現在もいらっしゃるのでしょうか?

何も言わなくても自ら動いてくれますし、みんなニコニコと働いてくれているので嬉しいですね。

そうですね。当時はハローワークなどを経由して3人入社してもらったのですが、そのうち2人は現役で働いてくれています。今では私が何も言わなくても自ら動いてくれますし、みんなニコニコと働いてくれているので嬉しいですね。
たぶん私が1週間くらいいなくてもまわるんじゃないかな。
みんなバリバリやっていて、本当に心から頼りにしています!
その後採用した人のなかにはパートから正社員になりたいと申し出があった人もいて、頑張ってくれていましたし、私も大歓迎だったので正社員になってもらった方もいます!
でも、今みたいな状況を作れたのは張替さんからアドバイスをいただいたからでもあるんです。

そうだったんですね。たとえばどんなアドバイスがあったのでしょうか?

私に対するアドバイスはビジネスに対してというよりも、心の持ち方とか在りようというところがメインなんですよね。

アドバイスをいただいたのは主に心の持ちようについてですね。張替さんからは「岩本さんは伝える力がない、思っていることが伝わりにくい」と言われていました。私は誤解を受けるような話し方をするから、直したほうがいいよって。
話すときによく主語がないと言われていたんですが、どうやらそうしたこともあって誤解を生みやすい話し方をしていたみたいです。
あとは張替さんから「メラビアンの法則」についても学びました。私はもともと身なりっていうんですか?そういうところにはあんまり興味がなかったんです。でも、少しずつ直していきました。
具体的には白髪だったのを染めたり、カバンも何でもいいと思っていたのをカワニシカバンにしたりとかっていう感じですね。そういうのも含めて雰囲気ですからね。
そして私、どうやらとっつきづらいというか、壁を作っているような話がしづらい雰囲気らしいんです。そこらへんも直したほうがいいよというアドバイスもありました。
ファーストコンタクトの際は特に気をつけながら、話しやすい雰囲気を作るようにしましたね。いろいろと変えていった結果、張替さんからは「変わった」と言ってもらえています!
なので、私に対するアドバイスはビジネスに対してというよりも、心の持ち方とか在りようというところがメインなんですよね。

ご自身のこれまでのスタイルを見直されて、今があるんですね。

風通しのいい事務所というのを常に目指しています。

その通りです。そして、一番の課題だったコミュニケーション自体も大きく変えましたよ。
一番大きいのは経営方針発表会でしょうか。これも張替さんからアドバイスをもらいスタートしました!
経営方針発表会というのは、毎年1月に「今こういうことに取り組んでいます」「こういう方針でいきます」「進む道はこういうふうに考えています」といったことを中心に、私や事務所の目指している先を社員全員にシェアするんです。今年で3回目になりましたね。
たとえばですが、去年はコロナがありましたよね。それで一時的に顧問をやめたりする会社があると、社員も「大丈夫かな?」って不安な気持ちになると思うんです。
でも、その発表会で「会社全体の売り上げは上がっています」ということを発表できれば不安な気持ちも解消できるかなと。
とにかく今はいつでも話せる状態を作ろうと思っていますね。風通しのいい事務所というのを常に目指しています。
これが昔からできていれば、当時の従業員もまだいてくれたんじゃないかなとは思いますね。それくらい大きいです、この発表会は。

いつでも話せる状態というのが素敵ですね。

仕事って人生の3分の1を占めるじゃないですか。楽しく仕事をしなかったら人生の3分の1が意味なくなってしまう。

ほかにも週に1回、みんなにお弁当を買っていたり、2週に1回はケーキを買ったりしています。みんなでワイワイ選ぶのが楽しいみたいで、私も嬉しいです。
うちの社員はみんなにこにこしながら働いてくれているので、私は本当に嬉しいですね。
ちなみに新しい社員を採用するときも社員全員の意見を聞くようにしています。私がどんなにいいと思った人でも、誰かひとりでも反対する人がいたら採用しないですね。そうしたこともあってか、私が出張へいくときもみんな快く送り出してくれますね。ありがたいです。私もそんなみんなを見るとお土産を買って帰ろうなんて思ったりします。
仕事ってだいたい人生の3分の1を占めるじゃないですか。そこで楽しく仕事をしなかったら人生の3分の1が意味なくなってしまうなって思うので。
私は社内をぎくしゃくさせないのも仕事のひとつだと思いますし、気をつけないとと思いますね。

仲の良い職場って憧れますし、何より岩本社長がものすごく社員さん思いなのが伝わってきます……!

スタッフを大事にしたいという思いもあって、結構長くうちの事業の柱にしていた助成金の仕事についても割合を減らしました。

いつも期日管理に追われますし、助成金がおりないとなると心ない言葉を投げかけられることもあるんです。それが社員にとってもストレスフルなんじゃないかと思っていて。
それに、助成金目的で制度を変えようとする社長さんなんかもいらして。制度を変えて一瞬助成金を獲得したとしても、その制度は会社のなかで一生生き続けるわけです。これでは本末転倒じゃないかと思いましたね。
とはいえ助成金関係はうちの事業の50%を占めていましたし、助成金に関する本も出版していたので、かなりの方向転換でした。
でも、やって本当によかったですね。別の柱としてはじめた障害年金に関する事業は、皆さんすごく喜んでくださいますし、私たちもやっていて気持ちがいい。
やっぱり困っていることに対して喜ばれる仕事をしたいんです。採用関係の仕事も同じですね。
「今までお金をつかってもまったくできなかったのに採用ができるようになった」と言っていただけると喜びがあります。

ありがとうございました!

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