株式会社あきらめない
CASE STUDY

事例紹介

継続年数8年
3年で売上2億UP!

株式会社i-Link

岸本 康彦社長

株式会社i-Link 岸本 康彦社長

  • 従業員数60人
  • 設⽴2011年6月20日
  • URLhttps://www.i-link.jpn.com
  • 事業内容販売促進専門
    ・イベント企画運営
    ・人材派遣・キャスティング
    ・有料職業紹介
    ・販売研修
    ・広告業全般

自分がやりがいや魅力を感じることが
働く原点として必要

現在の事業について、簡単に教えてください。

50名の社員と一緒にこの事業に取り組んでいます。

セールスプロモーションに関する事業を中心に展開しております。たとえば何か売りたい商品があるときに、販売促進のためのイベントをしたり、広告やPOPを作ったりといったことですね。主なクライアントさんは大手の通信会社さんです。
ほかには人材派遣などもおこなっていて、現在は60名の社員と一緒にこの事業に取り組んでいます。会社自体は今年で10年になっています。

6年前から研修を取り入れられたとのことですが、どのようなきっかけで導入されたのでしょうか?

みんなの目標や夢を叶えてあげたかったし、再現性を高めたかったんです。

少し個人的な話になってしまうのですが、もともと私はi-Linkを立ち上げるまでに、会社を4社つくってきました。でも、その4社はすべて倒産するという結果になってしまっていたんです。
そうした経験に加えて私自身はサラリーマン家系で生まれたため、独立するにあたって考え方を変えなければならなかったんですが、そこでたくさん苦労してきました。それで、私が最終的にいきついた結論は「経験」と結果を出せる「考え方」こそが大事だということです。会社を今後大きくしていきたいと思うなかで人間的な力と、仕事のスキル的な知識の両方が必要だと思ったんです。
また、当社「i-Link」という社名には、英語で「私」を意味する「I」と、「繋がり」「輪」を意味する「Link」という単語を使っています。それには、人が繋がっていって社員一人ひとりが主人公になってほしいという願いも込めているんです。それもあって、みんなが自分の目標達成や願いを叶えるためにはその環境づくりが大切だと考えていました。もっとみんなの目標や夢を叶えてあげたかったし、再現性を高めたかったんです。
この2点から当社に研修が必要だなと思っていたのですが、ある研修を受けた先で張替さんと出会ったんです。「この人なら」と感じたことと、私が張替さんと出会ったとき、張替さんはまだ30歳くらいで、当社のスタッフとも年齢が近かったんです。それに、張替さん自身にもまだ完成されていない要素が多く、「当社のスタッフと一緒に成長してくれるのでは」という思いもあって、張替さんに研修をお願いさせていただきました。

すごく社員さん思いでいらっしゃるんですね。それで1年目の研修が始まるのですね。

仕事においては競争原理で「勝つ」ことが大事なのですが、強制的に「勝ちたい」という気持ちに向かわせる

1、2年目はまずチームワークを固くするための研修をしていただきました。私どもの社名は「i-Link」ですが、「繋がり」という意味も込めていることもあって、「協調性」や「みんなと一緒に結果を出せるか」というのをとても大事に考えているんです。
そのなかでも最初のほうにやっていただいた「炎のじゃんけん研修」はすごくよく覚えています。張替さんが得意とされている研修ですね。数人ずつでグループになって、じゃんけんで勝ったらとにかく喜んでみんなの前でスピーチをするというのがこの研修の大まかな内容なんですが、とにかく盛り上がります。
じゃんけんって単純でわかりやすいですし、やっぱり仕事においては競争原理で「勝つ」ことが大事なのですが、強制的に「勝ちたい」という気持ちに向かわせるのってとても難しいんです。でも、研修では楽しみながらそれができるのが素晴らしいですね。あとは、同じ物事に取り組んでいることで一体感が生まれます。

すごくおもしろそう!それに、社員さん同士での会話も弾みそうですね。

同じ定義を持つための研修をしていただいていました。

そうですね。スタッフ同士の仲も悪くはないと思います。それもやっぱり研修でコミュニケーションをとれているおかげもあるかなと。
そうそう、当社はダイバーシティーな会社を目指しているので、外国人スタッフも数名いるんですが、そのスタッフたちが「タイをかけて勝ちにいきます」とか「ベトナム人の誇りをかけてじゃんけんにチャレンジします!」と燃えているのを見ると私も見ていて楽しくなりますし心があたたかくなりますね。
そのほかの研修としてはいわゆる「当たり前のこと」について教えていただいていましたね。
たとえば、「目標とは何なのか」とか「素直さとは」といったことです。「素直」って人によって定義が違ったりしますよね?そういったところに対して同じ定義を持つための研修をしていただいていました。

3年目からはどんな研修をしていらっしゃるのですか?

夢や目的を持ってほしくて張替さんに「働く目的研修」を作っていただくことにしたんです。

3年目以降は「働く目的研修」をしていただいています。だから、ここ3年は毎年働く目的研修を続けていますね。働く目的研修というのは、その名の通り「働く目的」を考える研修です。
「なぜ働くのか」って、私にとっては昔から疑問だったんです。私は独立を志した18歳くらいのころから「なぜ人は働くのだろう」ということを漠然と考えていました。
そこで当時、いろんな方に「なんで働いているのですか?」と聞いてまわったんですよ。でも、明確に答えられる方はすごく少なくて、ほとんどの方は「生活のため」「お金を稼ぐため」とおっしゃるんです。私はそこに違和感がありました。
逆に、答えられる人は何かしら夢や目的のある方でした。だから、そこをしっかり創ることができれば、自分も人生を充実させられるんじゃないかと思ったんです。仕事って人生の時間のほとんどを占めますからね。それに、人生って1回きりで、自分しか生きられないじゃないですか。だから、当社のスタッフにもそういう夢や目的を持ってほしくて張替さんに「働く目的研修」を作っていただくことにしたんです。

素朴な疑問から働く目的研修は誕生したのですね。働く目的研修を取り入れてから、どんな変化があったのでしょうか?

生産性が上がっているのはやはり働く目的をみんなが持ったからだと思っています。

「なぜ働くのか」という目的意識を強くしてもらったことで、社員一人ひとりが仕事に向き合う姿勢が変わったり自分の仕事に対する基準がアップしたりして、結果的に成長につながっていますね。
実は当社において、ここ3年で退職したのは営業・販売のなかでいうと一人だけなんです。離職率が極めて低いですね。だから、3年前とほぼ同じスタッフが今もいるのですが、3年前と売り上げを比較すると売り上げが2億円ほどアップしています。このことからも成長があったというのはわかっていただけるかなと。
それに、当社はほぼフレックス的な働き方をしていて、上司に管理されたり時間設定をしたりしているわけではないのに生産性が上がっているのはやはり働く目的をみんなが持ったからだと思っています。

ほかにも「働く目的研修をしてよかった」と思われるポイントはありますか?

自分自身が何に価値を感じているのかというのが明確にわかるようになってくるんですよね。

そうですね、自分に自信がつくということでしょうか。働く目的研修を通して、「なぜ働くのか」をお金以外の部分で考えると、自分自身が何に価値を感じているのかというのが明確にわかるようになってくるんですよね。自分にとって大切なもの、大切な人、大切な価値という軸をしっかりと理解して育むことによって自己理解が深まるから自信がつくのかなと思います。
それに、仕事って答えを探すものではなくて、自分なりのプロセスを探し続けていくことだと思うんですよね。
何事も進めるなかで答えがほしくなって、「達成」「目標」というところに重きを置きがちなのですが、それって一度クリアしてもまたすぐスタートラインに戻るだけなんです。だから、クリアしてもしても、どんどん苦しくなってしまう。だから、自分の「なぜ」が作れれば、自分を見失わずにすみます。
また、当社はそうした働く目的研修をふまえたうえで毎年1回「成果発表会」というのもやっているんです。

成果発表会?どんなことをしているのか教えていただけますか?

張替さんは厳しさはもちろんありますが、成長に寄り添ってくれる方ですね。結果よりもプロセス重視というか、何をどう頑張ってきたのかというのを聞かせてもらいます。

成果発表会というのは、社員が年に1回「自分が一年かけてやってきたこと」や「自分自身の課題をこう達成した」といったことについてプレゼンテーションをする会です。自分の主観で成長した部分を発表して、自分を褒める感じですね。
営業・販売のスタッフがメインなのですが、ひとり10分から15分くらいかけてプレゼンをしてもらいます。30人くらいいるので、その日は朝から晩までずっとやっている感じですね。そのあとは全員が誰かひとりに投票して「成長したと思う人1位」を決めるんです。
といっても、「○円売り上げをアップしました」とかそういうことではなくて、内面的なところにフォーカスするんです。結果よりもプロセス重視というか、何をどう頑張ってきたのかというのを聞かせてもらいます。「1億売りあげ取ってきたからすごいね」じゃなくて、「そのために何をチャレンジしたか」が大事なんです。発表しながら泣くスタッフもいますね。私も社員に対して「よく頑張ったな」と思いますし、胸にせまるものがあります。

でも、成果発表会ってどんな効果があるんですか?

成果発表会は「こんなふうに頑張ったな」というポジティブな振り返りの場なので、仕事に対して前向きな意識を持てるんです。

簡単にいうとポジティブに振り返りができるという場ですかね。仕事って未来に向かっていくものなので、基本的に過去を振り返ることって少ないと思うんです。というより、会社員の人が仕事を振り返るときっていうのは基本的にネガティブなタイミングなんですよね。たとえば、「この前もこんなことがあったし、会社やめようかな」とか。
でも、成果発表会は「こんなふうに頑張ったな」というポジティブな振り返りの場なので、仕事に対して前向きな意識を持てるんです。今では年に1回の大きなイベントになっています!
あとは成果発表会をするときは、人前でプレゼンするから練習をしなくちゃいけないんですよ。ひとりあたりの持ち時間は10~15分ですし、スライドもしっかり用意してもらいます。それに、最終的にはそのシーンを録画して配布するので、みんな準備とか練習をきっちりとするんですね。発表の練習を2回、3回とすることでどんどん自分の軸が固まっていくんだと思います。
たとえば「俺ってこういうことを大事にしてるんだな」「嘘つく人は嫌い」とかね。それで、「嘘つく人は嫌い」となっても、きっとそのバックグラウンドに何かあるからそう思うわけじゃないですか。それをまた掘り下げていくと自分の軸がとてもしっかりとしたものになるんです。そうして自分への理解を深めることで、「次はこうしてみよう」とか、仕事にも自信を持って取り組めるようになるのかなと。

なぜ成果発表会をすることにしたのでしょうか?

張替さんの研修って当社にとっていい温度を作れるんですね。

成果発表会は研修を取り入れた初年から行なっているのですが、やることになったきっかけは張替さんからのご提案ですね。
私はいつも張替さんには当社の現状や「こうなりたい」という未来について相談させていただいているんです。そうしたときに「こうしたらどうか」という提案をいろいろくださるんですよね。そこで張替さんから当社を高める方法として成果発表会を考えていただけたのかなと思います。
あとはすごく、張替さんの研修って当社にとっていい温度を作れるんですね。それも本当に親身に考えてくださっているからかなと。

あきらめないの研修を5年も続けていらっしゃる理由はそこにもあるのですね。

社員みんながチームとして学び、仲間がいることでどんどんチャレンジを恐れない人に変わっていける。

そうですね!あと、これは今話していて感じたのですが、研修を通してみんな自己理解を深めるんですよね。それにプラスして、特に張替さんの研修はとにかくシェアの時間が多い。だから、社員みんながチームとして学び、仲間がいることでどんどんチャレンジを恐れない人に変わっていける。それがあるからみんなどんどん成長していくのかなと。そういうサイクルがまわせるんですよ。
これがずっと張替さんの研修をお願いしている理由ですね。だから、今後もこういったことを期待しております。

最後に、「働く目的研修」は、どんな会社におすすめですか?

「これからの時代の流れに乗りたい会社」、「ジョブ型雇用を取り入れたい会社」ですね。

一言でいえば、「これからの時代の流れに乗りたい会社」、「ジョブ型雇用を取り入れたい会社」ですね。
というのも、これからの会社は「ジョブ型雇用」になっていくと私は思っているんです。
これまでの働き方はひとつの会社で長く働くことが正しいとされていて、転職の回数を重ねたり仕事をたくさん変えたりしているとよくないとされていましたよね。
でも、これからの社会は自分のスキルが軸となると思っています。たとえばライターさんだったら、「書く」というスキルを1社だけではなく多くのクライアントさんに提供できますよね。こんなふうに自分のスキルを持つというのが問われると思うんです。
これまでの年功序列型の会社だったら、ずっと同じ会社にいて、自動的に出世していきますが、終身雇用はもう崩壊しています。同じ会社でずっと働き続けるわけではないので「なぜ働いているんですか」と問われたときに「お金のため」っていうのはけっこうナンセンスじゃないかなと。「こういう理由で」とか「これが好きだから仕事にしている」というふうに、自分がやりがいや魅力を感じることが働く原点として必要なんじゃないかなと思っていますね。

ご協力ありがとうございました!

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