株式会社あきらめない
CASE STUDY

事例紹介

継続年数10年
クレーンゲーム数ギネスに認定!
人間力を高める人財教育

株式会社東洋

中村 秀夫社⻑

株式会社東洋 中村 秀夫社⻑

  • 従業員数73人
  • 設⽴1962年9月28日
  • URLhttps://www.ev-toyo.com/
  • 事業内容アミューズメント施設経営
    リユース事業経営

張替さんは研修講師ですが、
私は単なる研修講師だと思っていないんです
言ってみればビジネスパートナーですね。

これまでの会社の歩みについて、簡単に教えてください。

創業から現在35年になりました。

創業から現在35年になりました。今は150名の社員とともに、クレーンゲーム専門店の運営とリサイクルショップの運営を中心に事業を展開しています。
でも、最初からクレーンゲーム事業をしようと思って起業したわけではなかったんです。
私は東京で経営者一家に生まれ、両親もきょうだいも皆経営者だったので、自分もいつかは起業するという思いがありました。そして35年前に縁もゆかりもない埼玉県へ妻とともに転居し、1990年に家電ディスカウント専門店としてエブリデイ北本店を創業したのがすべての始まりです。

東洋さんといえばクレーンゲームというイメージがすっかり定着しているので、事業のスタートが家電ディスカウント専門店だったとは意外です。

時代や周囲の変化に合わせて柔軟にスタイルを変えなければ生き残れないと思っています。

最近知ってくださった方からすると意外かもしれませんね。
スタートは家電ディスカウント専門店でしたが、実はその後も輸入雑貨店、ゲームソフト店、漫画喫茶、ダーツ場、古着ショップなど10回以上も業態のチェンジを続けているんです。中小企業は時代や周囲の変化に合わせて柔軟にスタイルを変えなければ生き残れないと思っています。

10回以上も!そんななか、どうしてクレーンゲーム事業をスタートされたのですか?

お客様はお金を支払うことがストレスになってしまっていたのです。これに気づいたときはショックでしたね。

クレーンゲーム事業を始めたきっかけは、家電ディスカウント専門店を経営していた際に在庫を景品として置いてみてはどうかと思ったアイディアからでした。
当時、家電ディスカウント専門店では商品を安く買えているはずなのに、レジの前では浮かない表情をしているお客様のことが気になっていました。お客様はお金を支払うことがストレスになってしまっていたのです。これに気づいたときはショックでしたね。
でも、クレーンゲームをプレイするお客さまの顔はとても明るい笑顔だったのです。直感で「これだ」と思いましたね。それから少しずつクレーンゲーム台を増やして、クレーンゲーム専門店を作り上げました。

お客様の表情から、今の事業が生まれたのですね。

クレーンゲーム台を使って商品と笑顔をお客様にお届けする小売業だと思っているんです!

その通りです!当社は「笑顔創造業」という理念を掲げていますが、100円玉一枚で笑顔になってもらえるクレーンゲームほど素晴らしいものはないと確信しています。私はこの事業をアミューズメント業ではなく、クレーンゲーム台を使って商品と笑顔をお客様にお届けする小売業だと思っているんです!だからこそ、接客にも力を入れています。
過去にはクレーンゲーム台の数の多さで「エブリデイ行田店」が「世界一のクレーンゲーム店」としてギネスに認定されたこともあるんです。「マツコの知らない世界」や「ニノさん」をはじめとしたメディアにも多数取り上げていただき、認知度もじょじょに上がってきているのを感じています。

テレビ出演まで! クレーンゲーム事業を開始されてから、右肩上がりといった感じなんですね。

東日本大震災による「節電」「自粛」のあおりを受けて、当時経営していたクレーンゲーム店の4店舗すべてが閉店となったのです。

いやいや、決してそんなことはありません。35年にわたる経営のなかでも、2011年は特に厳しかったです…。実は、東日本大震災による「節電」「自粛」のあおりを受けて、当時経営していたクレーンゲーム店の4店舗すべてが閉店となったのです。
運命を感じたクレーンゲーム事業だったのに完全に撤退することとなり、どうすればいいのかまったくわかりませんでした。閉店となった店舗からは、大量のクレーンゲーム台が回収され、その姿を見ると胸が詰まる思いでした。
当時は消費税が上がり、電気代がどんどん高くなっていたことに加えてスマートフォンが急速に普及していた時期でもあり、顧客離れが進んでいたところには重すぎる一撃でしたね。

全店舗が閉店……。 言葉がありません。

2011年の壁ほど大きなものはなかったように思います。

しかも、それだけでは終わらないんです。
全店舗が閉店した影響で会社全体がネガティブな雰囲気になり、信頼していた幹部たちも会社から離れてしまい、当時の私は本格的に追い込まれました。
「前を向いて歩こう」と声をかけていても、離れていく社員たちを引き止めることができず、無力さを感じましたね。
これまでに業態を変えるという壁を何度も乗り越えてきてはいたものの、それでも2011年の壁ほど大きなものはなかったように思います。

そこから今の姿は想像できないですね。

「世界一クレーンゲーム台の多いゲームセンター」としてギネスに認定していただいたところから…

そうですよね。そこから先も一筋縄ではなかったのですが、回収されたクレーンゲーム台を見ているうちに「これを一箇所に集められないか」という発想が生まれたんです。それを置くための場所を確保したくて埼玉中をまわってまわって……。ひたすら探し続けたところで今の行田店と出会いました。
いざクレーンゲーム台を行田店に置いてみたところ、日本一どころか世界一の台数になっていることに気がついたのです。それを「世界一クレーンゲーム台の多いゲームセンター」としてギネスに認定していただいたところから、メディア出演なども増えていったんです。その効果もあってか2019年には過去最高の収益を上げることができました!これはやはりなんとも言えず嬉しかったですね!

そこまでになるのは、台数の魅力だけではなく社員さんにも理由があるのではないでしょうか?

私はクレーンゲームをアミューズメント業ではなく小売業だと思っています。

ありがとうございます。先ほども少しお話ししましたが、私はクレーンゲームをアミューズメント業ではなく小売業だと思っています。だからこそ、人財教育にも力を入れているんです!
当社では平均すると月間13回は研修をしています。ほぼ2日に1回のペースですね。一般的にこの業界ではここまで研修をすることがないので、これは当社の大きな特長ですね。
それくらい人財教育の大切さを感じていますし、これからも力を入れていこうと思っています。張替さんにも研修で当社にお越しいただいているのですが、本当にありがたいです。

張替さんと出会われたきっかけは何だったのでしょうか?

東洋の考え方をしっかり根付かせてほしいという思いから研修の回数を増やしました。

独立前に在籍されていた研修会社を通して出会ったのが最初です。一通のメールを張替さんからいただいたことをきっかけに、当社にお越しいただくこととなりました。
当社にお越しいただいた際、張替さんの正直さと熱心さに心を打たれました。私はその当時ちょうど人財教育に力を入れたいと思いはじめていたタイミングで、研修を探していたこともあり、この人になら任せられると思って依頼をさせてもらったのです。
今では毎月4~5回は当社にお越しいただいています。最初は月に2回ほどでしたが、東洋の考え方をしっかり根付かせてほしいという思いから回数を増やしました。新卒社員の研修も泊まりがけで担当していただいていますが、とてもありがたいですね。

それだけ長期で研修をされているということは、信頼関係も深くていらっしゃるんですね。

1を言えば10やってくれるのでありがたいです。

張替さんは研修講師ですが、私は単なる研修講師だと思っていないんです。言ってみればビジネスパートナーですね。一緒にビジネスを楽しんできた仲間です。いろんな経験を一緒にして、張替さん自身の成長する過程を一緒に楽しませてもらっています。
信頼しているからこそ、研修の幅を超えてありとあらゆるビジネスの相談をできるんですよね。単なる研修講師に店頭で宇宙人の格好をして飴を配ってもらったり、リリースを書いてもらったりできないです。毎月5、6回、何年も一緒にいるから私の思考もよくわかってくれていますしね。1を言えば10やってくれるのでありがたいです。

貴社ではどんな研修をされているのでしょうか?

解釈の仕方を学ぶ機会にもなりますよね。

まず新入社員には「働くとは」「仕事の意味・意義」「社会人としての仕事の捉え方」という研修をしていただいています。1年にわたって仕事、自己成長、自己実現についてわかりやすく噛み砕いて教えてもらっています。
張替さんの研修の特長ですが、話の内容にリンクして、張替さんから先輩社員に話を振るんですよ。たとえば、「会社をやめようと思ったことのある方、挙手してください」みたいな感じで。みんな素直に手をあげるから、それについて「○○さん、このときどんな苦労をしました?どんな体験をしました?」みたいに聞いてもらうんです。
研修の内容はもちろんですが、それ以上に先輩社員から「こんなふうに乗り越えたよ」なんて生の話を聞くことで後輩社員たちも「○○さんもやめようと思ったことがあったのか」なんて考えられるみたいですね。
そして、研修ではグループワークがすごく多いんです。先輩や同期の考え方を知ることで「悩みは同じなんだな」とか、「こんなふうに考える人もいるんだ」と解釈の仕方を学ぶ機会にもなりますよね。



研修を受ける際にはどんなことを意識されていますか?

上層部だけでやっていると頭でっかちになって、どんどん偉そうになってしまいますから。

当社はいろんな年次の社員で同じ研修を受けることを心がけています。幹部だろうと店長だろうと関係ないですね。新入社員の研修にも、上層部を入れてグループワークなども一緒にさせています。
そうすることで先輩がちんぷんかんぷんなことを言って恥をかくこともときにはありますよね。すると、先輩が強くなるんです。失敗しないと成長しないですからね。それで失敗した先輩を見ると後輩社員も安心しますしね。相互にいい影響があるんですよ。
特別な研修は上層部だけで受けることもありますが、ほとんどの研修はいろんな年次の社員を組み合わせています。上層部だけでやっていると頭でっかちになって、どんどん偉そうになってしまいますから。共に学ぶことで共に成長することができると思っています。

研修を受けて変わったと思われることはありますか?

「人間力」を高めることが大事だと考えているんです。

社風がよくなりましたね!社員同士の風通しがよくなったというか、会社が明るくなったと思います。
私は何よりも「人間力」を高めることが大事だと考えているんです。たとえ自分が目上であっても、相手を受け入れる力は絶対に必要ですね。どんな人の言うことも受け入れる。そんな素直さが人間力を高めるために一番大事だと思っているので、こうした変化を感じられるのはとても嬉しいです。

これからどんなことにチャレンジされたいとお考えですか?

人財の教育には終わりがありませんが、そのぶんやりがいもあると思っています。

とにかく人財教育に力を入れていきたいと思っています。もともと成長意欲のある人を社員にしたいという考えがありますし、特に新卒社員など、若い人がしっかり成長できる場を提供していきたいですね。
人財の教育には終わりがありませんが、そのぶんやりがいもあると思っています。そのために、これからも張替さんのお力をお借りしたいです!

ありがとうございました

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