事例紹介
継続年数5年
研修を取り入れて2年で
ホームズ接客ランキング1位獲得!
株式会社三福綜合不動産
株式会社三福綜合不動産 冨永 良紀 社⻑
- 従業員数41人
- 設⽴1970年10月
- URLhttps://www.3puku.co.jp/
- 事業内容賃貸仲介事業をメインにアパマンショップ5店舗、売買仲介事業ではハウスドゥ1店舗運営しており、不動産を通じてお客様のお役に立つ様々なサービスをご提供致します賃貸仲介事業をメインにアパマンショップ5店舗、売買仲介事業ではハウスドゥ1店舗運営しており、不動産を通じてお客様のお役に立つ様々なサービスをご提供致します。。
研修を取り入れて2年目には
ホームズ接客ランキングで1位を獲得!
コロナ禍の中でも、売り上げが伸びています。
現在の事業について、簡単に教えてください。
今年で創業から50周年となりました。
当社は不動産業を中心に事業を展開しており、ホールディングスは今年で創業から50周年となりました。私はそのなかから分社化した三福社宅サービスの代表取締役、株式会社三福綜合不動産の取締役、一般社団法人三福福祉事業団の理事を務めております。
現在、総合不動産では4店舗の賃貸フランチャイズ(以下FC)を運営し、社宅サービスでは1店舗と計5店舗の運営に携わっています。また別に不動産の売買FCにも加盟しているので、実質6店舗といったところでしょうか。
当社は県外から愛媛へ転勤された方にお部屋を紹介するという社宅サービスを中心に展開してまいりました。現在もそちらの事業を続けながら、一般のお客様にも賃貸サービスの提供をしております。
4年前から研修を取り入れられたとのことですが、どのようなきっかけで導入されたのでしょうか?
「これはほかの研修とは違うな」と感じてお願いすることに決めました。
社内でスキルアップやチームワークを高めたいと思ったからです。具体的にいうと、私と役職者、私と社員の距離感がすごく離れていたんですね。あるとき、従業員満足度アンケートというものをしてみたら、グループ会社のなかでもうちがダントツで最下位だったんです。
当時は私もトップになってまだ1~2年目と経験が浅かったこともあり、人間関係があまりうまくいってなかったんですよね。私以外の管理職や店長といったメンバーの意識があまり高くなかったというのもありますが、結局は私に幹部や管理職を育てるスキルがなかった。
当時、いろいろと本を読んだりしつつ経営の勉強をしていたのですが「人を大事にしなければ」という意識はあったものの、何をどうすればいいのかがわかっていませんでした。
それで知人から張替さんを紹介してもらい、お話を聞かせてもらったんです。話を聞いているうちに、「これはほかの研修とは違うな」と感じてお願いすることに決めました。どちらかといえば「やりがいのある会社、いい会社にしたい」という意識が強かったです。
それで1年目の研修が始まるのですね。
その研修のなかで、 必ず張替さんは私に話す機会を作ってくださるんです。
そうなんです!最初は本当に何をどうすればいいのかまったくわかっていなかったので、私とグループ会社の社員も含め計50~60人の社員全員で張替さんの研修を受けていました。人数が多かったので、午前・午後にわけたりして。月に1回当社に来ていただいていました。
その研修のなかで、必ず張替さんは私に話す機会を作ってくださるんです。それで、「この研修を通してこんなことをしたいと思っています」とか「こういう会社にしていきたい」という話を社員に伝えることができました。研修を通してこういうことを伝える機会をいただけたのはありがたかったですね。
そのときの研修内容はどんなものだったのですか?
トップの思いを語る機会をいただけたのはありがたいなと思っています。
座学ではなく、コミュニケーションをとるものが基本です。特におもしろかったのは「炎のじゃんけん研修」ですね。やることはかなり単純で、じゃんけんに勝った人が本気で喜んで、発表の役割を任されるというものでした。最初はみんな恥ずかしい気持ちもありますし控えめにスタートするのですが、やっていくうちにヒートアップして、テンションが上がるんです。
もちろん私も発表する機会がありましたが、そのときには「みなさんと一緒に学びたいです」とか、思ったことをストレートに伝えていました。
さっきの話と重なりますが、こんなふうにトップの思いを語る機会をいただけたのはありがたいなと思っています。相互理解にもつながりますよね。これを初期のころにやっていただいたことで、かなり距離が縮まった感じがありました。
あと、すごく印象的だったのは「いいね体操」です。ペアになってグッドポーズをしながら「いいね」と笑顔で1分半言い続けるというものです。いいねを1分半も続けていると疲れてくるものの、最初は作っていた笑顔が終わる頃には自然な笑顔になっているんですよね。
なかには、すごくいい笑顔で「いいね」をする年長の社員がいたり、ふだんは寡黙な社員も急にはしゃぎだしたり(笑)それで、若い子たちも引っ張られて心の壁がほぐされているのを感じました。ふだんとは違う雰囲気が見られるだけでも、お互いを知れて距離が近づくんですよね。それで、みんなが心を開いて素直に話してくれて……。
そんなふうに社員全体でコミュニケーションがとれるようになってから、そのあとにやってくださった研修は基本中の基本である「挨拶」「笑顔」「メラビアンの法則」なんかです。張替さんの大得意なところですね(笑)研修全体は6月から12月にかけて、半年くらいしていただきましたね。
1年目は研修をしたことでどんな変化が起こったのでしょうか?
研修をきっかけに 「私の話を聞いてもらう」というベース作りができたのが1年目ですね。信用と信頼が少しずつできていきました。
なんといっても、一番の変化は社員の意識が向上したことですね!さらに、元気さとか覇気っていうところもかなり変わったんです。会社全体がめちゃくちゃ元気になりましたよ!張替さんの言葉を借りれば「空気が立っている」会社になりました。
私自身にも変化がありました。意外と自分のことを伝えられていなかったんだなというのが研修を通して学んだことです。本当に腹を割って話さないといけないなと感じました。私は「人を大切にしなければ」とか「意識を持ってほしい」という思いや期待はあったんですが、思ってるだけじゃ社員には伝わらないんですよね。ちゃんと言葉にしなければいけない。そんな気付きがありました。
何度も申し上げますが、研修中に私の思いを伝える機会をたくさんいただいたのは本当にありがたかったです。研修をきっかけに「私の話を聞いてもらう」というベース作りができたのが1年目ですね。信用と信頼が少しずつできていきました。
なるほど!でも、研修は1ヵ月に1回なんですよね? しかも半年だけですし…。全部で6回でそんなに変わるものなんでしょうか?
あと、張替さんは研修のたびに宿題を出してくださるんです。
そうですね。研修は確かに1ヵ月に1回ですが、当社ではいいね体操を毎日の朝礼に取り入れてみたんです。それも大きかったかもしれません。
朝礼で大きな声を出しながら笑顔になると、自然にテンションが上がるんですよね。続けるうちに、覇気や元気さが出てきたのを感じました。だから、続けたのもポイントですね。張替さんに「いい習慣を身につけてほしい」と言われていて、私もそう思いますし、やっぱり繰り返さないと習慣にならないと思うので。あと、みんなもやっぱり思い出すんでしょうね。たとえ疲れていても、テンションが上がると違うし、チームだなという感じがします。
あと、張替さんは研修のたびに宿題を出してくださるんです。といってもそんなに難しいものじゃなくて、たとえば「1ヵ月間いいね体操をしてみましょう」とか、そんな感じです。ほかにもLINEグループを作って張替さんから励ましの声をもらって、それにみんなでリアクションしたりとか。小さなことかもしれませんが、コミュニケーションをとるのにはすごく役立ったと思います。
そこからふだんもたくさん話すようになったり、面談をするようになったりしてコミュニケーションがすごくスムーズになったと感じています。研修はコミュニケーションをとるきっかけを作ってくれましたね。
最初は気づきませんでしたが、信頼関係をどう構築していくかというのがポイントだったんだと今なら思います。
研修で得た知識をしっかり活かし、冨永社長が継続されたからこそ会社が変わったのですね。 続いて2年目はどんな研修をされていたのでしょうか?
まずは管理職から変わってもらわないとという思いがありました。
2年目からは2パターンで研修をしてもらっていました。
ひとつめは店長や課長、副店長、主任といった管理職を育てることに特化した研修をしてもらいました。ふたつめは営業研修ですが、これについてはのちほどまたお話ししますね。
管理職への研修ですが、私はかねてから役職や管理職の意識を上げてもらいたいというのがあったんですよね。本当は全社員にまんべんなくできれば一番なのですが、まずは管理職から変わってもらわないとという思いがありました。それで、リーダー研修をしてもらいました。
私と管理職、管理職同士といったお互いの信頼関係の構築をするというのがメインの研修です。だから1年目と目的はほぼ同じなんですよね。さらに、研修の場で学んだことは店舗に持ち帰って店舗内の信頼関係を築いてもらうといったこともしていました。
まずは信頼関係を築くことからすべてが始まるというのは1年目と同じですね。他になさっていたこともあるのでしょうか?
逆にできなかったときは、どうすれば達成できるのかを一緒に考えるんです。
ほかには管理職の自主性を育てたいと思っていたので、それが育つような研修もしてもらっていました。店舗の数字を出して振り返るというのがメインでしたね。目標達成できたときは褒めて、どうしてできたのかを考える。逆にできなかったときは、どうすれば達成できるのかを一緒に考えるんです。
実は、この年私が受け持つ店舗が増えたのですが、新しい店舗の店長たちのなかには「店長職はやりたくなかった」という者もいたんです。そういった背景もあって自主性を持ってもらいたいというのをすごく思っていたんですよね。経営幹部に対していい習慣をちゃんと身につけてもらうというのも目的のひとつでした。
店舗って、雰囲気が悪いとすぐにお客様に伝わるんです。だからまずはその店としての方向性や基準を持って、基本を徹底してもらうようにしました。
ふたつめの営業研修はどんなことをされていたのでしょうか?
上に上がりたいと思ってくれているメンバーがわかったというのもよかったです。
次の幹部を育てたいと思っていたので、若手のなかから「やる気のあるやつはいないか」とメンバーを募り、挙手してくれた営業に集まってもらいました。
やることは完全に営業スキルに特化していました。見た目や意識からはじまって、ヒアリングやクロージングといった営業スキルを徹底的に落とし込んでもらいましたね。
先ほどやる気のある者に集まってもらったといいましたが、そのメンバーはみんな、繁忙期にいい成績を残してくれましたよ!しかも、半分以上は管理職になってくれましたね。店長になりたい、上に上がりたいと思ってくれているメンバーがわかったというのもよかったです。その研修が3年目にもつながっていきました。
3年目はどのような研修をなさっていたのでしょうか?
会社全体を高めていくには横同士のつながりを強くすることも欠かせないですね。
営業研修をしていた者がリーダー研修に入るようになり、もともと管理職をしていた者はマネージャー研修に入りました。それぞれが1ステップずつアップしていったような感じですね。
マネージャー研修では自分で考えて行動するというフェーズに入りました。これまで自覚がなかった店長や副店長にリーダーとしての意識ができて、自主的に行動するようになった。
じゃあそのあとは主体的に動いてもらおうというところで、それを研修では教わりましたね。それと数字の勉強です。決算書の見方や、数字はどこを押さえるべきかなどを教えてもらいました。「KPIって何?」というところから、わかりやすく紐解いて学んだのです。
去年はオンラインでもこうした研修をしていただきました。勉強系のものや知識を得るものであれば、オンラインもいいなと思いましたね!もちろんリアルでの肌感には劣ってしまいますが、やらないよりは絶対にいいですね。研修って、やったりやらなかったりするのではなくて「やり続ける」ことが大事だと思うので。
実は、この研修を受けていたうちの1人は35歳という若さで、先日役員に昇格したんですよ。まだ入社してから5、6年です。研修を通して自分の店舗だけでなく、ほかの店舗も見られるようになって視野が広がったみたいです。会社全体を高めていくには横同士のつながりを強くすることも欠かせないですね。研修を見ていると「積極的に発表しているな」とか「率先してみんなをまとめてくれているな」とか、気づきがあるんですよね。そういう素質を見られたのも研修の大きな収穫です。
3年目はほかの研修もなさったのでしょうか?
コミュニケーションの場を共有する
そうですね。単発で一度ですが炎のじゃんけん研修をしました!新入社員5名と店長と私の12、3人でじゃんけんしまくりました(笑)
私も新入社員と接することができてみんなのことを知れましたし、新入社員としても「受け入れられている」と思ってもらえたようです。ほかの店舗の店長とも交流を持つきっかけになったみたいですね。
仕事外でこうしたコミュニケーションの場を共有するというのがとにかく大事なんですよね。この研修は年に1回でしたが、0と1では大違いです!
なるほど!3年にもわたって研修をしたことで数字もやはり変わったのでしょうか?
結局、意識が大事なんですよね。
はい、もちろんです!とても光栄なことに、研修を取り入れて2年目にはホームズ接客ランキングで1位を獲得しました!中四国あわせての不動産賃貸会社のなかで決定されるのですが、ランキングはほぼ当社のグループで独占していましたね。
ほかにも、加盟しているFCでは1060以上ある店舗で1位になったこともあります!店舗単体でいうと、北店と社宅サービスは必ずベスト10には入りますね。ベスト3にランクインすることもよくあります!
同じカテゴリーのなかで2019年の夏には単月で全国1位になったこともあります。契約件数や売り上げなどを見られるのですが、震災などもなかったので完全に全国どこでも同じような条件のなかでこれは本当に嬉しかったですね。今はもう、完全に常連になりました。
去年はコロナ禍でしたが、そんななかでも内見数、契約件数、売り上げなどはその前年比でも105%になっています。
結局、意識が大事なんですよね。「人の役に立ちたい」「成長したい」とか。スキル云々は意識があればあとからついてきますから。その意識の部分を研修してくださる張替さんは本当にありがたい存在ですね。
すごい業績…!数字以外のところでも冨永社長が変化を感じられるところはありますか?
年長の方が人を尊重するスタイルに変わってくれたことが私は本当に嬉しかったですね。
ありがとうございます。管理職同士も一緒に研修を受けることで、みんな同期みたいに思っているようですね。相談しやすい環境もできたし、「冨永にこんなこと言われたけど、どうする!?」なんて裏で話してくれているみたいです(笑)
今年は3年目の研修のおさらいも兼ねて、1月に各店舗の店長同士で事業計画を立てて発表する機会もいただきました。数字に関することを学んだので、それを振り返って今後の計画などをしてもらったのですが、それが派生して……。これまでの3年を振り返ってそれぞれがよかったこと、失敗したことを振り返って拍手したりコメントをしたりして、一気に距離が縮まりましたね。
会のなかでは「実は2年前は○○店長と考え方が合わないと思っていました」なんて声も上がったんです。士気が上がるなかで店長同士考え方が違ってぶつかることもあったんですよね。でも、それも結局お互いに信頼関係がなかっただけの話。お互いを改めて認め合う機会にもなったみたいです。しかも、年長の方が人を尊重するスタイルに変わってくれたことが私は本当に嬉しかったですね。
貴社ではこれまでもいろんな研修をたくさんされてきたかと思いますが、張替さんの研修がほかと違う点って何なのでしょうか?
とてもわかりやすく噛み砕いて説明してくださるんです。
ワークや考えさせるものが多いなと思いますね。あと、必ずあるのが振り返りの時間。学んだことについてみんなで「こう感じた」と共有しあって、アドバイスしあう時間があるのは本当にありがたいです。みんなが情報を共有することで社員同士のつながりも深くなりますし、PDCAがどんどん回せますよね。要は、単なる座学じゃないんです。だから、真面目に取り組んでいれば成果が出ないわけがない。
そして、それができるのは張替さんの言語化力にもあると思います。難しいことを難しく伝えるのは誰でもできます。でも、張替さんは違うんですよね。幼稚園児でも小学生でもわかるような言い方をしてくださるので、みんな理解ができて、シェアの時間にも繋がるのではと思っています。
たとえば、うちの経営理念を張替さんもよくご存じなので、それに沿って指導をしてくれましたね。うちでいうと、整理・整頓・掃除の徹底、報告連絡相談の徹底、身出しなみ、挨拶、返事の徹底、時間の厳守、約束を守るといったことです。小さなことではありますが、これを張替さんはとてもわかりやすく噛み砕いて説明してくださるんです。張替さんは言語化のプロですね!
張替さんご本人のパーソナリティについてはどうお感じですか?
張替さんは結果を出さないと意味がないと思っていらっしゃる。
私は他社でもコンサルをお願いしたことがあるのですが、コンサルってただ情報を持ってきて、渡してそれで終わりっていう人が多いんです。でも、張替さんは結果を出さないと意味がないと思っていらっしゃる。だから、すごく熱心に取り組んでくださいます。そこまでしっかりと自分の責任で見てくださる方はなかなかいないですね。ほかの経営者の方を含めて一緒に海外へ行くくらいなので、私には合うなと思う部分が多いです!
最後に、張替さんにお願いしたいことはありますか?
次期経営者への教育に協力していただきたいですね。
いま取り組みたいと思っているテーマは、役員になれる存在をつくりたいということです。もちろん、店長や店長候補も育てていきたいです。そして今後は経営理念などを深掘りさせて日々の行動まで落とし込んでいく、次期経営者への教育に協力していただきたいですね。そしてゆくゆくは会社をさらに発展させたいです!
そして、私どもの会社だけではなくいろんな会社と研修をともにしたいですね!異業種同士でもできたら楽しそうです。定期的に年に1回とかからスタートできたらいいなと思っています。仲間がいると嬉しいですし、新しい発見がありますから!
今後のランキングはますます貴社で独占されそうな気がします。ありがとうございました!